2017-12-13

個展「FUTURE CLASSIC:未来の古典」開催のお知らせ

【個展開催のお知らせ】
大浦雅臣個展
「FUTURE CLASSIC:未来の古典」自由が丘もみの木画廊
2018年1月12日(金) ‐1月20日(土) AM11:00-PM19:00 会期中無休
※最終日のみ 11:00-17:00


2年ぶりとなる個展を開催いたします。現在、展示へ向けて鋭意製作中です。
作家在廊日は、追ってツイッター等で告知させていただきます。
HPトップから展示おしらせDM(上記二枚の画像)とプレスリリースのPDFをダウンロード可能です。

また、今回の個展では、
紫雲山 瑞聖寺のご住職・古市義伸氏のご厚意により、2018年に奉納予定のメカ龍衝立作品も先行して展示いたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

2017-11-15

緑色の太陽


高村光太郎の芸術論集だ。
ある方のお話の中で、この芸術論集を絶賛されていたので、私は恥ずかしながら、最近初めて手に取った。

明治から昭和前期を生きた高村光太郎は、詩集『智恵子抄』で有名な詩人であるが、父・高村光雲と同じく、自ら彫刻家でもある。彫刻家としては東京国立近代美術館に収蔵されている《手》という作品で、よく知られている。

そこで、この芸術論集なのだが、この芸術論集が本当に素晴らしい。

今の時代に何が素晴らしいって、それは美術作品における「触覚」と「物自体の美」について語っている点だ。そこに私は今の時代に通じる先見性を感じた。
だいたい大事なことっていうのは、最初に習うし、先人が語り尽くしてたりする。人にとっての大事なことは、だいたい幼稚園までに習うのと一緒だ。

絵画や彫刻などの古いメディアは、「触覚」と「物自体の美」を忘れると途端にチンケな図像になってしまう。絵画における触覚体験と言えば、私は中学生の頃に、ゴッホの画集と実際の作品の差に愕然とした覚えがあった。画集の図版とゴッホ作品は全然違う。

今回作家の書いた芸術論集として、岡本太郎の『今日の芸術』と、この高村光太郎の『緑色の太陽』は、私にとっての幼稚園になった。

2017-10-25

【千葉市美術館関連ワークショップ開催のお知らせ】

千葉市美術館にて開催される「北野恒富展」関連ワークショップを担当します。
内容は初心者向け、日本画の岩絵具体験です。

日時:12月16日(日)13:30~、お一人様1000円
事前予約制:お申し込みは12月6日までとなります。

詳細はこちらまで

ご興味のある方、是非お申し込みください。よろしくお願い致します。

2017-08-13

デッサン力



最近、当たり前のことをやっと自覚した。
たぶん「そんなこと美大時代に、とっくにみんな知ってるよ」と言われそうなことだ。

それは、「デッサン力とは、描く目である」ということ。

なまじ美大受験予備校などで教えた経験があると、形は正確に取れたほうがいいし。明暗の調子も整っていた方が良い。誰が見てもこれは上手いと思われるようなデッサンを、結果の出るデッサンを、制作の前段階でも、無意識に志向する癖があった。
予備校で教える際も、合格という結果を短い期間で獲得する描き方を、私は積極的に教えた。

しかし、長年自分の制作をしたり、様々な作品を観る経験から、最近になってやっとわかってきたことがある。
画家のデッサンは、他人から見たら形が歪んでいようと、調子が暴れていようと、世界にとって一つの目となることが大事だということ。

デザインは対象が異なるので、話は別だと思うが、こと画家の場合は話が違う。例えば画家たちが、石膏デッサンをやった場合、講師に「形が狂っている。明暗の調子が違う。」などと指摘されたとしても、「私の身体にはこう見える。」と本人が答えられるようなデッサンを目指すことが、正解だとやっと気づいた。

逆説的になってしまうが、画家の場合、唯一無二の「描く目」となることが上手くなることなんだと、いまさらながら気づいた。