2023-01-04

ボクの好きなせんせい

 


ボクの好きなせんせい。

今まで出会ってきた多くの先生。

おかげさまで私の節目節目には、心に残る先生方がたくさんいる。

その中で私が日本画を志すキッカケとなった先生がいる。




昨日、毎年やりとりをしていた年賀状が宛名先不明で返ってきた。


なんだか嫌な予感がしつつも、ご家族にご連絡差し上げたら、去年11月に他界されたとのこと。

(ご家族のこともあるので、どこまで綴って良いのかわからないが、どうも私は文章を書いてしまう。)





中学校の美術の先生。

おもえば先生の授業で、初めて岩絵具と膠で描くことを知った。

岩絵具や日本画の面白さを教えてくれた先生。

日本画にすすむキッカケをくれた先生。


いつも冗談が好きで、幼い僕らには全然ウケない冗談をニヤケながら言うせんせい。

いつも美術準備室で、展覧会に出す作品の下図を描いていたり、日本画を制作していた。描くことを愛しているのが背中で伝わる先生。

その後、私が個展をやっても、いつも励ましに来てくれた先生。





その後、先生は付属の高校に移られて、私は教育実習でもお世話になった。

その出身校の先輩でもある息子さんも、今は日本画家として活躍されている私の大先輩。



先生の描くことを愛している気持ちとか、

どんな時でもユーモアを忘れない心とか、

私の中にも受け継がれていたらいいな。





先生、ありがとうございました。