ボクの好きなせんせい。
今まで出会ってきた多くの先生。
おかげさまで私の節目節目には、心に残る先生方がたくさんいる。
その中で私が日本画を志すキッカケとなった先生がいる。
…昨日、毎年やりとりをしていた年賀状が宛名先不明で返ってきた。
なんだか嫌な予感がしつつも、ご家族にご連絡差し上げたら、去年11月に他界されたとのこと。
(ご家族のこともあるので、どこまで綴って良いのかわからないが、どうも私は文章を書いてしまう。)
…中学校の美術の先生。
おもえば先生の授業で、初めて岩絵具と膠で描くことを知った。
岩絵具や日本画の面白さを教えてくれた先生。
日本画にすすむキッカケをくれた先生。
いつも冗談が好きで、幼い僕らには全然ウケない冗談をニヤケながら言うせんせい。
いつも美術準備室で、展覧会に出す作品の下図を描いていたり、日本画を制作していた。描くことを愛しているのが背中で伝わる先生。
その後、私が個展をやっても、いつも励ましに来てくれた先生。
その後、先生は付属の高校に移られて、私は教育実習でもお世話になった。
その出身校の先輩でもある息子さんも、今は日本画家として活躍されている私の大先輩。
先生の描くことを愛している気持ちとか、
どんな時でもユーモアを忘れない心とか、
私の中にも受け継がれていたらいいな。
先生、ありがとうございました。